
SPM-9700HT Plus
セルロースは、植物細胞壁の主成分である多糖類です。セルロースをナノメートルサイズまで解繊したナノセルロースの中で、幅 4~100 nm、長さ数μm 程度、高アスペクト比(100 以上)のものがセルロースナノファイバー(CelluloseNanofiber:CNF)と呼ばれ、最先端のバイオマス新素材として注目されています。CNF は、軽量で高強度であることに加え、高いガスバリア性や吸着性、透明性などの優れた機能を持つ為、高分子材料との複合による物性向上が期待されます。 複合材料の開発では、材料中の CNF と高分子材料の分散状態を評価することが重要ですが、その評価手法は十分ではありません。 今回は、走査型プローブ顕微鏡(SPM)とナノサーチ顕微鏡(SFT)を用いた CNF 複合材料の観察と分散状態評価についてご紹介致します。
2019.02.19
一部の製品は新しいモデルにアップデートされている場合があります。