島津マイクロフォーカスX線CTシステムによるチップインダクターのショート状態の観察

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はじめに

今回は電子機器の基板上に配置してノイズ除去などに使用されている樹脂モールドされたチップインダクター(約2×2×3mm)の内部を島津マイクロフォーカスX線CTシステムSMX-225CTで観察しました。目的は内部に飛び散ったハンダによるショート部分の検出と可視化です。 まず、チップインダクターの画像からコイル上のショートしていそうなところを探しました。そしてMPRにしてその詳細を確認しました。X線CTシステムの3D画像とその断面画像を駆使することにより、電子部品の不具合を適確に把握した例です。 このようにX線CTシステムは小形被検体の内部もわかりやすい形にビジュアル化します。

2004.03.17

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