島津マイクロフォーカスX線CTシステムによるケナフの種子観察

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はじめに

ケナフは、西暦紀元前からアフリカ、アジアなどで栽培され、靭皮繊維は医療に、木質部は燃料に、種子からは油がとられてきました。ケナフの特徴はその栽培可能範囲が広く、短期間で多くの収穫が可能なことです。(120~180日で、7トン~12トン/ha収穫可能)。 最近、地球温暖化問題に関連して、炭酸ガスを吸収して早く成長し、さらに製紙材料としても利用できるケナフに注目が集まっています。 今回、このケナフの種子を5ミクロンの微小焦点線源から照射されるX線によって、非破壊で高分解能内部情報を断面画像や3次元画像として得ることを試みました。 観察手段としては、当社製『マイクロフォーカスX線CTシステムSMX-100CT-SV3』を使用しました

2006.09.19