
DTG-60/60Hシリーズ
CNT(カーボンナノチューブ)はナノテクノロジーを支える素材として幅広い応用が期待されています。今回は熱分析の代表的な手法である,熱重量測定(TG)を用いてCNTの純度,耐熱性の評価を行うとともにラマン分光光度計の測定結果との対比も行いました。CNTは空気中で加熱すると燃焼による質量減少を生じ,燃焼後は触媒として用いられた金属粒子などが残るため質量減少率より純度を調べることができます。また,質量減少の生ずる温度によって耐熱性を評価したり,アモルファスカーボンとの識別定量を行うことが可能です。熱重量測定装置TGA-50は耐震性に優れた吊り下げ式の高感度天秤を採用した熱重量測定単能機で1mg以下の試料量でも高安定な測定が可能です。また示差熱・熱重量同時測定装置DTG-60は示差熱分析を同時に測定する手法として利用されています。
2005.04.09
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