
DSC-60 Plusシリーズ
高分子材料の物性にはガラス転移点、融点、熱分解温度などがあり、これらを評価するためにDSC(示差走査熱量計)がよく用いられます。しかし、通常のDSC測定では複数の熱的現象が同じ温度域で発生すると、ピークやシフトが重なり、個々の現象の解析が困難な場合があります。 温度変調DSCは、定速昇温に変調を重ね合わせて温度を制御することで通常のDSC測定では得られない情報を得る手法です。本稿では、DSC-60Plusの温度変調機能により、代表的な高分子材料の熱的特性の評価を試みました。
2021.07.30
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