GC/MSおよびFTIRを用いた太陽電池モジュール材料のUV劣化解析

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はじめに

太陽電池モジュール材料は,屋外の厳しい高温,紫外線照射環境に曝される中で10年以上の長期に渡って性能の維持を求められますが,透明封止接着フィルムとして用いられるエチレン-酢酸ビニル共重合体(EVA)などのモジュール材料は太陽光熱,紫外線による劣化が懸念されています。 ここでは,UV(紫外線)-Py(ダブルショット・パイロライザー)/GC-MS(ガスクロマトグラフィー質量分析)システムによって強い紫外線を照射させたEVAフィルムの分析例,および同手法で紫外線を照射し劣化させたEVAフィルムの発生ガス(EGA)-MS,フーリエ変換赤外分光光度計(FTIR)による分析例をご紹介します。

2016.07.11

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