
RF-6000
π電子の共役が拡張された有機化合物は、興味深い電子特性や発光性などを示すことから、有機薄膜太陽電池、有機トランジスタ、有機 EL などの次世代の材料として期待されています。特に、発光性の材料は、有機 EL の他にも、化学センサーや蛍光イメージングプローブなど、様々な応用が期待される重要な材料として知られています。これらの発光特性、すなわち発光色や発光強度などは化合物の構造に依存するため、様々な化合物の分子設計や合成が行われてきました。本稿では、このような研究の一例として我々が最近報告した“ヘテロ元素含有π共役高分子”や“高効率凝集誘起発光性色素”の合成および、紫外可視近赤外分光光度計(UV-3100)と分光蛍光光度計(RF-5300 or RF-6000)を活用した発光性評価について紹介します。
2017.05.21
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