島津微小圧縮試験機MCTM-500によるトナーの圧縮強度評価

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はじめに

トナーは、電子写真プロセスを利用したプリンター、複写機などの記録部材(現像剤)で、使用される平均粒経 5~15μm程度の着色機能性微粒子のことを言います。トナーは、十分な低温定着性を有し、かつ耐ブロッキング性に優れ、現像機内でのストレスにもつぶれることなく、地汚れのない鮮明な画像が形成されるものが望まれています。 従って、低温定着性を向上させるためには、より低荷重で変形し、カプセルがつぶれることが望まれますが、逆に現像機内でのストレスに耐えるためには、ある程度の荷重でもつぶれなくする必要があります。この評価のため微小圧縮試験機で圧縮試験を行い、得られた「圧縮強度」および「荷重―圧縮変位線図」から評価されます。 ここでは、その試験を行った事例について紹介します。

2002.03.18

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