
MCTシリーズ
リチウムイオン電池は小形で軽量であることから,携帯電話やノートパソコンなどの携帯電子機器や,電気自動車やハイブリット車まで広く使われています。その内部の構造材料は,製造工程にて外力を,使用中には圧力を受けているため,品質を保つ上で構造材料単独での強度の評価は重要です。今回は構造材料の中でも薄い材料や微小な材料に注目して強度測定を行いました。セパレータは引張試験や突き刺し試験などにより評価されていますが,圧縮される工程もあることから圧縮試験も重要です。また,電極近くにある 10μm 程度の大きさの活物質も,塗りつける工程で破壊しない圧縮強度を持っている必要があります。ここでは,「島津微小圧縮試験機 MCT-211 シリーズ」を用いてこれらを圧縮試験した事例を紹介いたします。
2010.07.14
一部の製品は新しいモデルにアップデートされている場合があります。