
UH-X/FXシリーズ
鉄筋コンクリートは、建築物、トンネル、橋などあらゆる構造物に使用されており、建築・土木分野では一般的な建材となっています。鉄筋コンクリートの補強材として使われている異形棒鋼は、表面に突起のある形状をしています。この突起により、表面が平滑な丸棒形状の鋼材より表面積が増えてコンクリートやモルタルとの接着性が増し、また、引き抜きに対する抵抗も強くなっています。異形棒鋼は種類によって引張強さや耐力などに基準値が設けられているため、強度評価が重要となります。 異形棒鋼の引張試験方法に関しては、JIS G3112:2010「鉄筋コンクリート用棒鋼」に記載されています。しかし、この規格では、異形棒鋼の呼び名によって標点距離を変更しなければならないため、一般的に使用される標点距離が固定された接触式伸び計での測定は困難となります。今回は標点距離を自由に変更可能なビデオ式非接触伸び幅計 TRViewX を使用して、JIS G3112:2010 に準じた 2種類の異形棒鋼の引張試験を実施しました。
2020.07.02
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