
プラスチック硬さ測定アナライザー(DUH-210)
硬さは,その測定の簡便さから様々な工業材料の評価に使われています。 その中でも「ビッカース硬さ」は金属材料において引張り強度との相関関係が知られており,特別な形状の試験片を作らなくても容易に測定できることから広く実用的に用いられています。 しかし測定においてはくぼみの大きさを顕微鏡で計測する必要があり,精度を確保するため十分なサイズのくぼみをつけると,約 50μm 以下の薄い被測定対象では,その下の母材の硬さの影響を受ける可能性があります。 「島津ダイナミック超微小硬度計 DUH-211」は,このような薄い膜状サンプルを試験できる硬度計で,ISO 規格に沿ったビッカース硬さへの換算の機能も持っています。 今回はビッカース硬さ基準片を対象として試験を行い,本装置のビッカース硬さ換算精度について確認した結果を紹介いたします。
2008.10.27
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