微小圧縮試験機による中空ガラスビーズの圧縮試験

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はじめに

炭酸カルシウムやタルク等の無機充填剤は,機能性の付与(収縮性,耐熱性,機械的強度の改善)やコストダウンの汎用的な目的で,樹脂・ゴム製品に混合して使用されています。しかし,これらの無機充填剤は樹脂・ゴム材料に比べて比重が大きいため,製品の重量が大きくなってしまうデメリットもあります。 これに対し,最近利用が広まってきた中空ガラスビーズは,前述の無機充填剤での欠点を解消し製品の軽量化を実現するとともに,新たに断熱・保温性といった特長的な機能を持たせることができるため脚光を浴びています。 しかし,中空ガラスビーズが混練時に壊れることのないよう管理することも必要となり,その強度を把握しておくことも重要となります。ここでは,「微小圧縮試験機 MCT-W500 形」を用いて,中空ガラスビーズの圧縮試験を行なった事例を紹介します。

2009.07.13

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