
石油化学
ガラス繊維強化プラスチックGFRP(Glass FiberReinforced Plastic)は,耐熱性,電気絶縁性に優れた超高強度複合材料として,自動車のほかOA 機器や家電機器などへの適用が急速に拡がってきています。特に自動車分野においては,その使用される状況を踏まえ,材料の耐衝撃性能と疲労強度が重用視されており,より機能(性能)の高いGFRP の開発が求められています。 当社製品である油圧式疲労・耐久試験システム(サーボパルサ)は,樹脂材料,複合材料,金属材料やコンポーネントの疲労強度を正確に測定することができ,まさに先に述べた疲労強度評価目的に適合するものです。 今回は,GFRP としてポリアミド樹脂にガラス繊維が20%配合された複合材料を対象にした疲労試験事例を紹介致します。また,疲労試験の経過とともに試験片の内部状態がどのように変化するかをX 線透視装置(当社製)により観察しましたので併せてご紹介します。
2008.12.07