
プラスチック硬さ測定アナライザー(DUH-210)
シャープペンシルの書き心地は芯の硬さによって異なります。軟らかいほど色濃くなめらかに、硬いほど折れずに、書くことができるため、軟らかい芯ではデッサン、硬い芯では製図など異なる用途で用いられています。 シャープペンシルの芯は黒鉛と樹脂を練り合わせて作られています。押出成型後、1200 ℃程度で焼成し、油状物を浸透させて濃さや滑らかさを付与します。 HB、B といった記号は、B は BLACK(黒い)、H は HARD(硬い)、HB は HARD&BLACK で H と B の中間の意味で用いられています。したがって、シャープペンシル用芯の硬度は 2H > H > HB > B > 2B とされています。 B、HB といった記号の定義は、濃度測定機器により画線用紙に描かれた濃度で行われていますが、硬度の科学的定義はできていません。そこでシャープペンシル用芯の硬さ試験を行った事例について紹介します。島津製作所ダイナミック超微小硬度計 DUH-211 を用いてシャープペンシル用芯の硬さを確認しました。
2018.07.16
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