
オートグラフAGS-Xシリーズ
人間は考え、動き、生き続けるための活動をしていますが、そのような生きるエネルギー源を常に供給しているのが血管です。血管の病気には動脈硬化、血管に「こぶ」ができる大動脈瘤や静脈瘤、血管が詰まる動脈閉塞症、静脈血栓症などがあります。これらの血管の病気を直す為に、人工血管の移植が行われることもあります。 現在人工血管としては、非アレルギ性繊維をメリヤス編みに管状にしたものと、 延伸加工した不織布でできたものが広く用いられています。一方、再生医療の現場ではより血管に機能の類似した人工血管を開発しています。その人工血管がどのくらい血管に類似しているか各種の評価が行われています。 今回は、各種血管(頸動脈、頸静脈、大動脈、下大静脈)及び尿管、脱細胞化尿管(化学的に細胞成分を除去した尿管:これを再生医療の現場で人工血管として用い自己の細胞を播種することで再生を図ろうとしている)の強度評価試験を島津卓上形精密万能試験機オートグラフ AGS-Jを使用して行った結果をご紹介します。
2021.03.28
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