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はじめに

成人が通常摂取する水分量は,一日あたり2リットルと言われ,そのほとんどは,水道水やミネラルウォーターなどの「飲料水」です。これら飲料水は,河川水や地下水などを水源とします。そのため,河川水や地下水などは,各国の規制により,安全性や性状の検査を行う必要があります。また,生活環境を保全するために環境基準が定められており,環境保全のための検査も必要です。検査項目には,ナトリウム,カルシウムなど 10 mg/L 以上の高濃度元素からヒ素,鉛など 10 µg/L 以下の微量元素までがあります。これらの元素について,島津 ICP 質量分析装置 ICPMS-2030 を用い,河川水の分析を行いましたのでご紹介します。

2016.08.07

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