
Transdirect insect cell
通常、無細胞タンパク質合成系は、還元条件下でタンパク質合成を行うために反応液中にDTTなどの還元剤を含みます。このためジスルフィド結合を有するタンパク質の場合、不溶化したり、活性がないなどの問題が生じています。この打開策として、反応液組成の改良やミクロソーム膜の添加が行われていますが、タンパク質合成量自体が低下する傾向にあるようです。そこで今回は、Transdirect insect cell を用いて、大腸菌アルカリフォスファターゼ(S-S 結合 2 本)を活性型として得るための検討を行いましたので報告します。
2015.12.28
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