iMScope™ QT
質量分析イメージングを用いたビオラ花弁におけるフラボノイド類の可視化
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はじめに
生体内の化合物の局在を可視化する質量分析イメージング(MSI)の技術に注目が集まっています。本手法によりラベルフリーで複数の物質の局在を同一切片から解析することが可能です。また、切片に存在する化合物の量が微量であっても局所に集積していれば発見できる可能性があります。そのため、局在情報を指標として効率的に生体試料から機能性物質を探索することで、大きなブレークスルーをもたらすことが期待されています。 イメージング質量顕微鏡 iMScope TRIO ™は顕微鏡観察によって得られる光学画像から正確にレーザ照射位置を決定できることに加え、イオントラップにより花弁のような微小なサンプルの凹凸の影響を受けにくいという特長を持っています。また、イオントラップは MS/MS 分析の際にも正確なプリカーサイオンの選択を可能にします。 ここでは、ビオラの花弁をサンプルとして、植物色素として知られるアントシアニンと共局在するフラボノイド類のMSI を実施した例を紹介します。
2020.07.21
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