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はじめに

オイルシェールは、油母頁岩や油質頁岩とも呼ばれ、石油になる前段階の炭化水素分を多く含む堆積岩のことをいいます。このオイルシェールを加熱して得られるガスをオイルシェールガスといい、一方、堆積岩の微細な伱間に閉じ込められた天然ガスはシェールガスと呼ばれます。オイルシェールは直接燃やすことで、発電や暖房目的で使用されることもあります。エネルギー源として期待されるオイルシェールは、そこに含まれる炭素量が重要なファクターになります。 全有機体炭素計 TOC-L と固体試料燃焼装置 SSM-5000A を用いたシステムでは、固体試料を高温で直接燃焼して炭素量を測定します。面倒な抽出等の処理が不要で、高い回収率・精度で全炭素量を測定することができます。本システムを用いて、オイルシェールに含まれる全炭素量を測定した事例をご紹介します。

2018.06.26

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