TOC 固体試料測定システムによる土壌・堆肥の全炭素量測定

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はじめに

土壌中には植物遺体などが微生物に分解されてできた有機物が多く存在しています。これらの有機物は、土壌の化学性や生物性等の状態を良好に保つことにより植物の成長において重要な役割を果たし、農業などの作物生産性の向上や安定化に役立っています。また有機物が微生物によって分解された肥料である堆肥は、その多種多様な物質により土壌状態を改善し、作物の生育状態を向上させる機能を持っています。したがって、土壌に含まれる有機物炭素量を把握することは、農作物や植物の安定的成長の指標として役立ちます。 全有機体炭素測定装置 TOC-L と固体試料燃焼装置 SSM5000A は、固体試料に含まれる炭素量を測定できるシステムです。今回は TOC 固体試料測定システムを使用して、土壌や堆肥の全炭素量を測定した例をご紹介します。

2020.03.11

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