LC-MSによるスーダン色素およびパラレッドの分析
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はじめに
スーダン色素はオイル,ワックス等の着色に用いられる赤色合成色素です。発ガン性が疑われており日本や欧米において食品への添加は認められていませんが,国によってはチリパウダー,パプリカ等の発色に使用されています。EUでは2003年5月に輸入トウガラシ製品からスーダンⅠが検出されて以来多くの検出事例が報告されており,日本においても輸入時検査を強化してきました。 スーダンおよびパラレッドの分析法としては,平成18年5月1日付厚生労働省食安監発第0501008号「食品中のスーダン色素およびパラレッドの試験法について」(以下 通知法)が通知されており,定量試験法としてHPLC法が,確認試験法の一つとしてLC-MS法が収載されています。 ここではLC-MSによるスーダン色素およびパラレッドの同時定量分析例をご紹介します。
2008.03.24