LC-MSによる豚肉中カルバドックス, キノキサリン-2-カルボン酸の分析

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はじめに

カルバドックス(以下CDX,Fig.1)は豚に用いる合成抗菌剤で,体内では中間代謝物を経てキノキサリン-2-カルボン酸(以下QCA,Fig.1)へと速やかに代謝されます。CDXおよびその中間代謝物の発がん性が認められていることもあり,国内における残留基準値は「不検出」とされています。ここではCDXおよび残留基準値の指標成分であるQCAの同時分析例をご紹介します。なお,HPLCでの分析例はL337Aをご参照ください。

2008.03.24