LC-MSによるマラカイトグリーン,ロイコマラカイトグリーンの分析

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はじめに

有機色素であるマラカイトグリーンは観賞魚の白点病や尾腐れ病の治療薬(抗菌剤)として用いられていますが,国内では養殖魚への使用は認められていません。マラカイトグリーンの分析法としては,平成16年12月16日付厚生労働省食安監発第1216002号「養殖魚に対するマラカイトグリーンの分析法について」が通知されており,定量試験にHPLC法が,確認試験にLC-MS法が収載されています。 一方,マラカイトグリーンは体内でロイコマラカイトグリーンに代謝されるため,これら2成分の同時分析も必要となります。ここではLC-MSによるマラカイトグリーンおよびロイコマラカイトグリーンの同時定量法についてご紹介します。(HPLCによる分析例は,アプリケーションニュースNo.L324およびNo.L329をご参照ください。)

2008.03.24