LCMS-2010A によるアフラトキシンの分析
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はじめに
アフラトキシンはカビ(Aspergillus)が生産する天然の有害物質で,強い発がん性を有しています。このカビはピーナッツやコーンといった穀物に生えることから,厚生労働省は昭和46年にアフラトキシン試験法を通達し,10ppbを越えるアフラトキシンを検出した食品を食品衛生法において規制しています。このアフラトキシン試験法は,平成14年3月26日に有害試薬を用いない方法へと改定され,新たにHPLCによる蛍光検出法 およびLCMS法が採用されました。 ここでは,公定法に準拠したLCMSによるアフラトキシンの試験方法をご紹介します。
2008.03.24