トリプル四重極型LC/MS/MSを用いた水質農薬の分析

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はじめに

厚生労働省の水質管理目標設定項目(平成22年4月改正)における“別添方法18固相抽出-LC/MSによる一斉分析法”では現在農薬31種類が対象となっています。今回はその中のオキシン銅を除いた30種類にimazine,Tiobencarbを加えた混合液について,公定法に基づいたLC条件を用いて,ESI法による正負イオン化同時MRM測定を行いました。 トリプル四重極を用いた液体クロマトグラフ質量分析計は複雑なサンプルに対して優れた感度と選択性を有しています。この 優れた感度・選 択 性を発揮するにはMultipleReaction Monitoring(MRM)モードで最適なパラメータ設定が重要となります。今回はこのMRMパラメータの最適化の流れを示しています。

2011.05.08

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