LCMS-8060NX
トリプル四重極型LC/MS/MSを用いた水道水中のアクリルアミドの分析
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ユーザーベネフィット
- 水道水質基準の要検討項目で定められているアクリルアミドが、目標値(0.5 µg/L)の1/20の濃度で定量分析可能です。 - アクリルアミドを濃縮なしで分析可能です。 - 水道水中においても良好な回収率で定量可能です。
はじめに
ポリアクリルアミドは凝集効果が高く、水処理用薬剤として利用されていますが、そのモノマーであるアクリルアミドが不純物として含まれることがあります。2021年8月現在、アクリルアミドは健康を害する恐れがあるとして、化学物質排出把握管理促進法(PRTR法)の第一種指定化学物質に指定されています。また、水道水質基準の要検討項目として目標値が0.0005 mg/L(0.5 µg/L)に定められています。 アクリルアミドの分析については、固相抽出による前処理を行う方法が報告されていますが1) 、今回は濃縮工程を省略し、水道水を直接注入にて、液体クロマトグラフ質量分析計LCMS-8060NXで分析した結果をご紹介します。 アクリルアミドについて目標値の1/10の濃度(0.05µg/L)で良好な添加回収率が得られ、精度よく分析可能であることを確認しました。
2021.08.29
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