Nexera Mikros
Nexera Mikros とnSMOL 法を用いたトラスツズマブの高感度LC/MSバイオアナリシス
ダウンロード
はじめに
高速液体クロマトグラフ質量分析(LC-MS)システムは、分析の高感度化と高速化を実現し、幅広い分野で用いられています。しかし、特に医薬品の研究開発分野においては、さらに高感度な LC-MS システムが要求され続けています。LC-MS では LC 流量を低減させることにより、MS 部でのイオン化およびイオン取り込みの効率を向上させ、より高感度な分析を可能とします。従来より超高感度分析には、LC 流量をナノ流量(数十~数百 nL/min.)にまで下げたナノ LC/MSが用いられていますが、堅牢性やスループットに課題がありました。 一方、LC 流量をミクロ流量(1~10 μL/min. 付近)まで低減したミクロ LC/MS では、従来のセミミクロ LC/MS に準じた堅牢性、スループットを維持しつつ、セミミクロ LC/MSに対して数~数十倍の高感度化が可能です。島津「NexeraMikros」は、高感度と堅牢性の両立を実現したミクロ LC-MSシステムです。 本アプリケーションニュースでは、トラスツズマブの前処理と Nexera Mikros での高感度検出を組み合わせた定量分析メソッドのバリデーション結果をご紹介します。
2018.08.26
関連製品
一部の製品は新しいモデルにアップデートされている場合があります。