石油学会規格に準拠した軽油の炭化水素タイプ試験

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はじめに

ディーゼル車から排出される粒子状物質による環境影響が懸念される昨今,軽油の特性を評価するための試験方法の重要性がますます高まってきました。 石油学会では,軽油などの石油製品中に含まれる炭化水素をタイプ別に分別定量する試験方法を作成し,規格化しました(JPI-5S-49-97)1)。この方法は,HPLCを用いて炭化水素成分を飽和分,オレフィン分,1環芳香族分,2環芳香族分,3環以上芳香族分の5つに類別し,定量するものです。 ここでは,この規格に沿って市販の軽油を炭化水素タイプ別に分別定量した例をご紹介します。

2008.06.21

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