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はじめに

ヒアルロン酸はD-N-アセチルグルコサミンとD-グルクロン酸が交互に結合してできた酸性ムコ多糖で,皮膚,腱,筋肉,軟骨,血管,脳など広範に分布することが知られており,分子量は100万を超えるといわれています。 もともと生体内に存在していることから,その高い生体適合性が注目され,外科手術などに用いられています。ヒアルロン酸は生体内においては徐々に分解していくため,その効果を長期間持続させるために,より高分子量のヒアルロン酸に対する要求が高まってきています。また,ヒアルロン酸は高い保湿性能も持ち合わせているため,ヒアルロン酸を添加した化粧品なども販売されています。 ここでは,サイズ排除クロマトグラフィーによるヒアルロン酸の分析例をご紹介します。

2011.09.27