陰イオン分析用サプレッサイオンクロマトグラフ HIC-ESP
US EPA 300メソッドに準拠した環境・水質分析
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はじめに
多くの国・地域において、環境水及び飲料水の潜在的な健康影響を最小にするために、フッ化物、塩化物、硝酸、亜硝酸及び硫酸イオンなどの一般的な無機陰イオンに対して、基準値が規定されています。 これらの無機陰イオンの定量では、サプレッサー方式のイオンクロマトグラフが一般的に用いられています。米国においては、Environmental Protection Agency(EPA、アメリカ合衆国環境保護庁)が Methods 300.0 および 300.1 にて、イオンクロマトグラフによる水中の無機陰イオンの分析法を規定しています。陰イオン分析において、サプレッサーは分離時には必要不可欠な溶離液中のナトリウムイオンを検出前に水素イオン置換することで、感度の向上を図ります。 ここでは、島津製作所の新しい電気透析式サプレッサーを搭載したイオンクロマトグラフシステムである HIC-ESP を用い、EPA 300 に準拠した種々の水試料中の一般的な七つの無機陰イオンの定量を行いました。
2019.12.22
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