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はじめに

大気汚染防止法にて優先取組物質に挙げられているホルムアルデヒド,アセトアルデヒドの2成分のみを分析する場合は,グラジエントを行わなくとも分析可能ですが,アルデヒド類を一斉分析する場合は,通常,グラジエント分析を使用します。しかし,複数の移動相種を組み合わせることによる調製の煩雑さや,ベースライン変動などの問題がしばしばあり,最適な分析条件が望まれています。 また,近年ではフォトダイオードアレイ型検出器が,通常検出器として用いられるに伴い,アルデヒド類の分析でも,フォトダイオードアレイ型検出器が利用されつつあります。 ここでは,アルデヒド・ケトン13成分をグラジエント分析した例を紹介するとともに,フォトダイオードアレイ検出器による高感度分析についても報告します。また,室内環境のアルデヒドを分析した例についてもあわせて報告します。

2008.06.21

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