高速高分離分析の応用(その25)BSA消化物の高分離分析

ダウンロード

はじめに

近年,2μm前後の微粒子充てん剤による高速高分離分析が注目されています。このような微粒子径充てん剤では高い理論段数が得られるため,カラム単位長さあたりの分離効率を高くするとができ,カラム長さを短くし分離を損なわないまま高速化をはかる,あるいはカラム長さを変えず,より分解能を追求した高分離分析をはかる,といった手法が可能となります。 ここでは,高速高分離用カラム“Shim-pack XR-ODSⅡ”(粒子径2.2μm)と超高速・高分離LC“ProminenceUFLCXR”およびイオントラップ質量分析計(QIT)/飛行時間型質量分析計(TOF)を複合した“LCMS-IT-TOF”を用いたBSA(ウシ血清アブルミン)消化物※1の高分離分析例についてご紹介します。

2009.07.29