GPCシステム
カラムのダウンサイジングによるGPC分析の時間短縮と溶媒消費量低減
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はじめに
合成高分子の分子量分布測定には、示差屈折率検出器を用いた GPC 分析が行われています。GPC 分析では浸透限界までの溶出容量を増やすことより分離を確保しており、この理由から、一般には内径 8 mm のカラムが汎用されています。 また、1 本のカラムで分離が達成されない場合は、同じシリーズの複数のカラムを直列に接続することもあります。一方で、近年、分析時間や溶媒消費量の削減への需要から、小容量で同等の分離が得られるカラムが登場し、高速分析が可能となりました。 Nexera GPC システムは、コンベンショナル分析からUHPLC 分析まで一台でカバーできます。また、カラムオーブンは、GPC 分析で使用する長さ 300 mm のカラムを3本まで収納できるため、カラム長さを必要とするアプリケーションにも対応可能です。 ここでは、Nexera GPC システムと種々のサイズのカラムを用いてポリスチレン(PS)を分析し、分析時間と溶媒消費量を比較した例をご紹介します。
2020.09.08
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