環境
GCMS によるミクロシスチンの分析
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はじめに
ミクロシスチンは,湖沼の富栄養化により,大量発生する藍藻類で生産される肝臓毒です。その毒性をマウス腹腔内投与による半数致死率(LD50)で表すと,おおよそ100μg/kgです。これらの有毒藍藻類の発生を押さえる技術や,毒素を無毒化する開発が行われていますが,水源全体をコントロールすることは難しく,安全な飲料水を確保することは,重要な課題の一つとなっています。 今回はこれらのミクロシスチンの分解物である,2-Methyl-3-methoxy-4-phenylbutyric acid(MMPB)の測定例をご紹介します。
2008.04.22