
環境
従来,水の異臭については官能試験が,カビ臭については GCMS 測定が行なわれていますが,カビ臭以外についても官能以外の客観的な方法が強く求められています。 従来,他社のにおい識別装置では,検出器が水分の影響を受ける問題(アプリケーションニュース No.F002参照)と感度不足の問題があり,水中の微量な異臭検出は非常に困難でした。しかし「FF-1」では,内蔵の捕集管により,水分の影響の除去と,サンプルガスの濃縮が可能であるので,上記の問題点を改善でき,水中の微量な異臭を測定できます。 ここでは,蒸留水に,酢酸ブチル,ブタノール,バレルアルデヒドおよびブチルメルカプタンを 1ppm,10ppmになるように溶解させたものをサンプルとして測定を行った例を示します。
2001.04.25