GC/MS法薬毒物データベース
法薬毒関係化合物を迅速・簡便に同定

GC/MS法薬毒物データベース
 GC/MS法薬毒物データベースには,乱用薬物,精神神経病用薬,その他医薬品,農薬など,法薬毒物分析で必要となる化合物,502成分について, Free体,TMS体,TFA体のそれぞれを含めて1011種類のマススペクトルを登録しています。
 これらの情報は,分析に利用するためのメソッドファイル,シミラリティー検索に利用するためのマススペクトルライブラリに登録されており,保持時間やマススペクトルによる化合物同定にご利用いただけます。

特徴

  1. 乱用薬物,精神神経病用薬,農薬など法薬毒関係の化合物を網羅的に登録したデータベースです。
  2. ライブラリに保持指標が登録されていますので,マススペクトルと保持指標を併用した検索ができ,検索結果の信頼性が向上します。
  3. メソッドファイルには登録化合物の保持指標が登録されていますので,登録化合物の保持時間推測が可能です。また,特徴的なイオンも登録されていますので,マスクロマトグラムから分かりやすい化合物同定が可能です。
  4. 付属のハンドブックには,マススペクトル・保持指標・化合物情報などが記載されており,データ確認などの手引きとして使用できます。

    用途

    1. 覚せい剤や麻薬などの違法ドラッグの同定・半定量
    2. 乱用された医薬品や化学物質などの同定・半定量
    3. 犯罪などで違法に使用された医薬品や化学物資などの検出
    4. 医薬品や農薬による中毒事件や事故の検出・半定量

    機能

    保持指標付きマススペクトルライブラリ

     GCMSsolution Ver.2.5以降をお使いの場合は,保持指標を用いたシミラリティ検索(類似度検索)が可能です。類似するマススペクトルの候補がたくさんあり化合物を特定するのが困難な場合も,保持指標で絞り込むことで候補化合物を減らし,検索結果の信頼性が向上します。
     例えば,TMS誘導体化を行った医薬品類はマススペクトルの類似性が高いため,マススペクトルのみの場合だと多数の候補化合物が検索されますが,保持指標を用いたシミラリティ検索で,候補化合物を絞り込むことができます。

    分析用メソッド

     各成分の化合物情報(保持指標,イオン,マススペクトル等)が設定されており,保持時間はGCMSsolution(Ver.2.50以上) のAART(Automatic adjustment of retention time)機能により,容易に推測できます。 化合物の情報設定や保持時間修正にかかる手間を大幅に短縮できます。

    デコンボリューションプログラム

     データベースに含まれるマススペクトルライブラリは,NISTが提供する AMDISプログラムのデコンボリューション解析用ライブラリとしてお使いいただくことも可能です。AMDISプログラムでは,マススペクトルのデコンボリューション機能により,ターゲット成分の同定,未知成分の探索が可能で,試料に含まれる成分の判断が容易になります。(NISTマススペクトルデータベースが必要です。)

    ハンドブック

     ライブラリに登録されているマススペクトルや化合物情報などをハンドブックにまとめております。 英語名称,CAS登録番号,保持指標,分子式などの索引により,マススペクトル,保持指標,構造式などを確認することができます。

    データベース構成

    データベース登録化合物
    分類I 分類II
    乱用薬物 591 Free体 208
    TMS体 204
    TFA体 179
    精神神経病用薬 274 Free体 156
    TMS体 111
    TFA体 7
    その他医薬品 110 Free体 52
    TMS体 58
    農薬 36 Free体 36

    動作環境

    対象装置 GCMS-QP2010 Ultra / GCMS-QP2010 SE / GCMS-QP2010 Plus / GCMS-QP2010
    GCMSsolution Ver.2.50以上
    動作環境 Windows®XP Professional, Windows®2000 Professional SP3以上
    (Windows®2000 Professional SP3未満の場合は,予めアップデートしておく必要があります)
    製品構成 法薬毒物データベース,マススペクトルハンドブック
    注意事項
    1. データベースに含まれる情報の正確性や,その使用の結果得られる情報の有用性については,何らの保証もされないことをあらかじめご了承ください。
    2. 本システムで得られる定性及び定量情報は,確認のために必ず標準試料を用いた試験を実施してください。
    3. 本データベースを用いて登録物質を確実に同定するためには,製品に含まれるメソッドテンプレートファイルの装置条件にて測定してください。

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