PFAS分析に関する
データ処理効率化のご提案
PFAS物質はその定義上非常に多岐にわたり、各種公定法などで対象となる化合物数も今後増加することが考えられます。
対象化合物数が増えた際の課題のひとつに、クロマトグラムからのピーク波形処理があります。多数のピーク波形処理業務は、作業者にとって大きな負担であるとともに、波形処理という工程自体、分析作業者の恣意性が強く反映される過程でもあります。
高い分析スループットと、結果の信頼性のため、高精度な波形処理プログラムが必要不可欠です。
Peakintelligenceによる効率的なデータ解析
ーPFAS分析への応用ー
クロマトグラムピークの波形処理における諸課題に対し、当社ではAI(人工知能)を用いて開発したアルゴリズムを搭載するクロマトグラムの波形処理ソフトウェア「Peakintelligence」をソリューションとして提供しています。パラメータレスでの自動波形処理により、分析作業者の恣意性を排除し、なおかつ高精度に誤検出を削減することができます。
このアルゴリズムをPFAS分析のデータにも応用したところ、非常に高精度に誤検出を抑えることができました。特にPFAS分析においては、時として微量のためS/Nが小さいピークの処理をすることがありますが、そういった化合物に対しても問題なく波形処理ができました。高精度に波形処理ができるため、その修正に割く時間を抑えることができ、結果的に作業工数を大きく削減できることが期待されます。
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S/Nが悪いピークでも
問題なく波形処理が可能 -
修正が必要な波形処理を
ゼロに抑えることができました
アプリケーションニュース「Peakintelligenceによる効率的なデータ解析ー有機フッ素化合物(PFAS) 分析への応用ー」は
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