ロータリーポンプ油の交換手順(ULVAC GHD-031)
使用部品¶
No. |
部品名称 |
カテゴリ |
必要個数 |
備考 |
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① |
バット,NR-374-06 |
1 |
ロータリポンプの下に敷き、オイルが漏れた場合に床等が汚れるのを防ぎます。ロータリポンプのオイルシールは経年変化による劣化が避けがたく、定期的なメンテナンスを怠ると突然漏れ出すことがあります。そのような場合に、オイルで周囲が汚染されることを防ぎます。特に机の上などに設置される場合は、是非装着されることをお勧めします。 |
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② |
ロータリーポンプ油 ULVOIL R-2(1L) |
1 |
作業手順¶
図は、ロータリーポンプの各部名称です。
★1: 吸気口
★2: 注油プラグ
★3: オイルゲージ
★4: ドレインプラグ
★5: 排気口
★6: モータ
手順1¶
GC/MSを自動停止します。[完了]の表示が出るまで待ちます。
手順2¶
停止後、10分程度待ちます。
停止直後のロータリーポンプ油は温度が高くなっており、やけどの危険性があります。ご注意ください。
手順3¶
ドレインプラグを開け、油を排出します。
油が飛び散る場合がありますので、適当なバットやビニル袋をご準備ください。
手順4¶
ドレイン口から油が出なくなったら、一旦ドレインプラグを閉めます。
手順5¶
[メイン]アシスタントバーの[装置の起動・停止]アイコンをクリックします。
手順6¶
[起動・停止]ウィンドウが表示されます。
[起動・停止]ウィンドウの[手動操作>>]ボタンをクリックします。
手順7¶
[起動・停止]ウィンドウの下部[手動操作項目]が表示されます。
[真空系]グループの中にある[フォアラインポンプ(FP1)]の[始動]ボタンをクリックします。
[フローコントローラがOFFの時に真空ポンプを始動すると、カラムを傷める可能性があります。真空ポンプを起動してよろしいですか?]というメッセージが出るため[はい]をクリックします。
この状態で、約5~10秒間、待ちます。
オイルミストが排気口から出てくることがあります。そのような場合は、すぐに手順8に進んでください。
手順8¶
[停止]ボタンをクリックします。
手順9¶
再びドレインプラグを開け、残りの油を排出します。
手順10¶
オイルミストフィルタが付いている場合は、油の注入の邪魔になるのでオイルミストフィルタを外してください。
手順11¶
ドレインプラグを閉め、注油プラグを外します。
新しい油(②)をオイルゲージの赤丸の範囲内まで(約 0.37L)注入してください。
手順12¶
注油プラグを閉じます。
手順13¶
オイルミストフィルタを外した場合は、オイルミストフィルタを取り付けてください。
手順14¶
[分析]プログラムを起動します。
装置モニタの[詳細]をクリックします。
手順15¶
[装置モニタ詳細]画面の[消耗品(MS)]タブをクリックし、[消耗品リセット]をクリックします。
手順16¶
- [消耗品リセット]画面で、交換したロータリーポンプオイルの時間に"0" を入力し、[設定]ボタンをクリックします。設定したら、[OK]ボタンをクリックします。
- [装置モニタ詳細]画面で[閉じる]をクリックして、画面を閉じます。