GC-2014カラムオーブン

キャピラリカラムの取り付け


 

 使用工具

10×12スパナ(標準付属品),6×8スパナ2本(標準付属品),キャピラリカッター(オプション221-50595-91)

 作業手順

1

装置を停止し、検出器ガス供給を停止します。

2

ドア右側のレバーを引き、カラムオーブンを開きます。

3

分岐無しのタイプ


分岐有りのタイプ


DET側にキャピラリアダプタを取り付け、スパナで締め付けます。

(キャピラリアダプタにはメイクアップ分岐管有り、無しの2種類があります。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メイクアップ配管有りのタイプはアダプタを締め付けた後、パックド用注入口にメイクアップ配管を接続します。

 

 

注記:

パックドカラム、キャピラリカラムを併用できる構成の装置の場合、FIDではキャピラリ分析時に使用しないパックド用のAFCをメイクアップガス供給に用います。この際デュアルAFCの設定をメイクアップ使用モードに切り替える必要があります。ただしこの場合、パックド用注入口内の汚れやグラファイトフェルールからの有機物の影響で、ノイズが増加するなど、分析に悪影響を及ぼす場合があるので、ご使用前に必ず取扱説明書 操作編をご参照ください。

(AFC使用モードの変更手順へ

4

キャピラリカラムの入り口側に袋ナットを通してから、グラファイトフェルールを通します。

袋ナット 221-16325-01

グラファイトフェルール0.5mm 221-32126-05

グラファイトフェルール0.8mm 221-32126-08

5


グラファイト固定具を用いてグラファイトフェルールを仮固定します。この際、グラファイト固定具より10mm程度キャピラリカラムを突き出しておき、固定具の先端でキャピラリカッター等を用いてカラムをカットしてください。SPL用の固定具を用いるとカラム先端より34mmの位置に固定されます。

キャピラリカッター 221-50595-91

 

 

注記:

内径0.53mmのワイドボアカラムを用いてスプリットレス分析を行なう場合にはグラファイト固定位置を15mmに変更してください。

6

固定具を用いてキャピラリカラムの検出器側にもグラファイトフェルールを固定します。通常割りナットを使用しますのでグラファイトフェルールの前に袋ナットを通す必要はありません。(カラム温度を350℃以上にして分析する場合には、入り口側と同じように小さい袋ナットを用いて熱容量を減らした方が良い場合があります)

FID/FTD-2014用 99mm(金属キャピラリカラムを用いる場合は2〜3mm短くしてください。)

FTD-2014c用 69mm(金属キャピラリカラムを用いる場合は2〜3mm短くしてください。)

FPD用 120mm

ECD用 75mm

 

グラファイトフェルールの位置が決まったら固定具を取り外してください。

 

 

注記:

  1. メイクアップ配管有りタイプのアダプタを使用している場合、FID/FTD-2014用には、カラム差込長さを99mmから112mmに変更すると、ピーク形状等が良くなる場合があります。

  2. 石英内径の細いFIDノズル(パックド用ノズル)を使用している場合、上記キャピラリカラム差込長さまでカラムを挿入できないことがあります。そのような場合には、カラムを差し込んで、当たるところから1mm引き下げて取り付けてください。

7

カラムをカラムハンガーに掛けます。

8

カラムオーブン側より試料注入口にカラムを差し込みます。

9


ナットを手で回して締めた後、スパナで1/2回転程度締めて固定してください。

10



 同様にカラムオーブン側より検出器にカラムを差し込み、割ナットを手で回して締めた後、スパナで1/2回転程度締めて固定してください。

11

カラムオーブンのドアを閉め、装置を起動します。

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