バックフラッシュシステム

分析カラムの取り付け


 

 使用工具

6x8スパナ(標準付属品)

 作業手順

1

装置を停止します。

2

分析カラムはバックフラッシュ素子の下側にSILTITEフェラル(金属フェラル)とカラムナットを用いて取り付けます。

分析カラムにカラムナット、SILTITEフェラルの順に通し、素子上端よりカラム先端が突き当たるまで差し込み、手でナットを締めます。

 

SILTITEフェラルは分析カラムの太さによって3種類が用意されていますので、太さに合ったものをご使用ください。
例えば内径〜0.25mmの石英キャピラリカラムはSILTITE,フェラル0.25用(部品番号: SSOT-221-72563-04)を用います。

SILTITE,フェラル0.25用: 部品番号SSOT-221-72563-04 (フェラル内径0.4mm)
SILTITE,フェラル0.32用: 部品番号SSOT-221-72563-05 (フェラル内径0.5mm)
SILTITE,フェラル0.53用: 部品番号SSOT-221-72563-08 (フェラル内径0.8mm)

3

分析カラムが抜けないように、軽く支えながらナットをスパナで増し締めします。
(カラム先端が引っ張られて上側に移動してしまい、フェラル先端よりの突き出し長さが7mm以下になった場合、ピークの広がり等不具合の原因になりますので注意が必要です。)

カラムメーカー等の違いでカラム外径に若干の差があるため、締まるまでの増し締めの角度は異なりますが、通常90〜120度程度を目安にします。
SILTITEフェラルは再利用不可で、締め込み過ぎるとガスが漏れる場合もあり注意が必要です。

4

分析カラムの注入口側は、通常の分析カラムと同様にグラファイトフェルールで取り付けを行います。

GC-2010カラムオーブン キャピラリカラムの取り付け

 

5

カラム取り付けを行なった後、キャリアガス等を流し(APCには300kPaを設定)、ヘリウムリークディテクタやスヌープ等のガス漏れ検知液を用いて各ナットの接合部の漏れチェックを行ないます。

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