7月12日(水)

P2-60

MALDI DIT MSを用いたアンチセンス核酸およびsiRNAの分析法

P2-60 MALDI DIT MSを用いた アンチセンス核酸 およびsiRNAの分析法

核酸医薬品の実用化が進み、分析技術の重要性が増している。品質管理においては、LCMSを中心とする精密な分析技術の開発が加速している。一方、創薬においては、より簡易で迅速な分析技術も求められ 、そのニーズにMALDI-MS が応えられる可能性がある。本発表では、MSおよびMSn分析が可能なMALDI-digital ion trap MS (MALDI DIT MS) を用いたアンチセンス核酸および siRNA の簡易分析法について報告する。

 

 

7月13日(木)

P3-53

卓上MALDI-TOF MSを用いた核酸医薬品不純物の迅速モニタリング​

P3-53 卓上MALDI-TOF MSを用いた核酸医薬品不純物の迅速モニタリング

 

核酸医薬はホスホロアミダイト法による固相合成により作られるが、合成途上においてヌクレオチド残基が欠損したショートマーや過剰に付加したロングマー、キャッピング由来の不純物など様々な不純物が生じうる。本研究では、MALDI-TOF MSの迅速測定能力を活かし、核酸医薬品不純物の検出、特に品質管理目的での活用の可能性を検討した。​

 

P3-57

オリゴヌクレオチドの不純物配列確認ソフトウェアによる解析ワークフロー

P3-57 オリゴヌクレオチドの不純物配列確認ソフトウェアによる  解析ワークフロー

近年、新たな核酸医薬の開発が急速に進み、オリゴヌクレオチド治療が新たな創薬手段として注目されている。しかし、核酸医薬品は分子量が大きく、構造の小さな変化を確認することは困難であり、オリゴヌクレオチドに対する包括的な不純物の検出と同定のための分析戦略はまだ確立されていない。さらに、不完全なクロマトグラフィー分離では質量分析計を使用して不純物レベルを定量的に評価する必要がある。ここでは、飛行時間型質量分析計と簡単なユーザーインターフェイスで不純物の同定、配列確認、定量を可能にする、新しいソフトウェアであるInsight Biologicsを使用した不純物解析の結果を報告する。