SPMによる断面観察(カツオ耳石)
◆アプリケーションニュース SPM(走査型プローブ顕微鏡)No.D7
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[はじめに]
試料の断面を観察することは、その表面の特性を更に理解する為や、内部構造を調べることに日常よく使われていますが、走査型プローブ顕微鏡(以下SPM)を用いて、生体の組織について断面観察を試みましたので、ご紹介致します。試料として、最近注目されているカツオ(回遊魚)の耳石(じせき)を取り上げました。
一般に、断面を顕微鏡で観察する場合には、試料の前処理が必要となります。試料をカットしたり、試料を包埋して断面を切り出した後、そのまま観察する場合や、研磨あるいはエッチングを行って観察するなど、その目的に合わせて処理を行います。SPMの場合も、同じように前処理が必要ですので、その手法や注意点などについても述べます。
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