 |
 Fig.2 水滴からの赤色と紫色の出方
 Fig.3 虹の見える角度
|
水滴から出てくる光の中で,太陽光の向きと逆方向に最初に出てくる光が虹(一次:主虹)の元になります。 ひとつの水滴から出てくる光は波長毎に違う角度へ向かいますが,多くの水滴から出てくる光が目に入って虹を作ります。
さて,波長毎に角度が違うということを見直してみましょう。 Fig.2「水滴からの赤色と紫色の出方」の左側をご覧ください。 水滴から出てくる虹(一次:主虹)の光の中で,短い波長(紫)は長い波長(赤)に比べて,屈折が大きいために図の左側から見ると(太陽光を背にした方向から見ると),より低い角度で出てくることになります。
Fig.3「虹の見える角度」において,紫色は40.7度で,赤色は42.4度で見えることになります(色の波長をどう定義するかで角度は微妙に異なります)。 ですから,虹は紫色が内側で赤色が外側に見えるのですね。
さて,水滴からはさらに弱いながらも光が出ています。 これが二次の虹(副虹,二重虹)の元になります。 Fig.2「水滴からの赤色と紫色の出方」の右側の図をご覧ください。 右側は左側と比べて,目に届く光を考えるために,上下を逆にしてあるような感じです。
今度は屈折の大きな紫色が赤色よりも相対的に高い角度に見えることになります。 Fig.3において赤色が50.4度で,紫色は53.4度です(色の波長をどう定義するかで角度は微妙に異なります)。
たまに,この主虹(一次)の外側に現れるうっすらとした副虹(二次)を見ることができる場合がありますが,これは主虹と比べて赤色と紫色の順番が逆転しているのですね。
一次の虹の内側は水滴からの反射で明るく,外側は反射が無く暗くなります。 また,二次の虹の外側は明るく内側は暗くなります。 一次と二次の間には暗い帯ができるのですね。
|