ICPMS-2030

ICP質量分析計 (ICP Mass Spectrometer)
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業界初の2つのアシスタント機能を搭載。新開発のコリジョンセルにより高感度・低干渉を実現。
独自開発システムにより,業界最高レベルの低ランニングコストを実現。
ICP-MSは,誘導結合によって生成される約10,000℃のアルゴンガスのプラズマ(ICP:Inductively Coupled Plasma)を利用して液体試料中の元素をイオン化し,質量分析(MS:Mass Spectrometry)を行う装置です。 元素の定性・定量をppt(1兆分の1)レベルの感度で行うことができ,元素分析を行う装置として最も高感度と言われています。 水道水に含まれる有害元素の測定や食品に含まれる有害元素・ミネラル分の分析,医薬品の安全性評価,血中成分の分析といった幅広い分野における研究開発や品質管理の用途で使用されています。
ICPMS-2030

特長

2つのアシスタント機能によって定量分析を効率化

制御用のソフトウェアに搭載された当社独自の2つのアシスタント機能がユーザーの負担を軽減し,データの信頼性を向上させます。
 例えば,初めての試料の定量分析を行う場合,従来は,同重体イオンや酸化物イオンなどを把握して測定対象元素の最適質量数を選択し,さらに検量線試料濃度を決定するなどの手間がかかっていましたが,「開発アシスタント」機能を使用することにより,ユーザーは未知試料の定性分析を行った結果から測定したい元素を選択するだけで,ソフトウェアが自動で適切な分析条件を設定します。
 また,決まった条件でルーチンの分析を行う場合も,「診断アシスタント」機能が自動でスペクトル干渉の有無を確認し,問題があった場合はその情報を示します。

高い安定性,優れた感度,低干渉を実現する装置設計

新開発のコリジョンセルを始めとする内部機構を最適化したことで,スペクトル干渉を抑えながら優れた感度で分析を行うことができます。また,試料導入部や,イオン化された原子が通過するインターフェイス部はメンテナンス性に優れています。当社のイオンクロマトグラフとの接続も可能であり,幅広い分野でお客様の分析をサポートします。

ミニトーチの採用やEcoモードによるアルゴンガス流量の低減・低ランニングコスト

様々な機能や技術により,低ランニングコストで使用が可能です。プラズマを発生させる本体のトーチ部には,ICP発光分析装置で培った技術を生かして開発した当社独自のミニトーチを採用しており,プラズマを発生させるのに必要なアルゴンガスの流量を抑えています。また,Ecoモードの搭載により,待機時にはアルゴンガスの流量を自動で低減します。加えて,純度99.95%のアルゴンガスでの使用を保証しているため,一般に使用されている99.999%以上の高純度アルゴンガスではなく,比較的低価格な99.99%の工業用アルゴンガスで分析を行うことができます。

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