GCMS Technical Report(テクニカルレポート)

GCMS テクニカルレポート

GCMS Technical Reportでは,分析例をまじえながら,製品の特長・機能を詳しくご紹介します。

印刷版の郵送希望は,最寄の弊社営業までご連絡ください。

No. タイトル・要旨
C146-0372
(PDF 1,603kB)
STQ法と大量注入-GC-MS/MSを組み合わせた農作物および加工食品中の残留農薬分析 2017/08/08 New
食品中の残留農薬分析では、常に「迅速・簡便・高精度」が求められています。そこで、迅速・簡便な「QuEChERS法」に精製効果を高める「固相カートリッジ精製」を組み合わせたSTQ法(Solid phase extraction Technique with QuEChERS method)により前処理を行い、得られた試料溶液を高選択性の大量注入-GC-MS/MSを用いて測定しました。また、前処理に全自動固相抽出装置 ST-L300を、GC-MS/MSのメソッド作成にSmart Pesticides Databaseを用いることにより、従来煩雑であった前処理操作や測定メソッドの作成が、より迅速・簡便に行えるようになりました。この分析系を用いて農作物(5種類)と加工食品(2種類)で添加回収試験を行い、良好な結果を得ることができましたので報告します。
キーワード:STQ 法、全自動固相抽出装置、凍結粉砕、農薬、大量注入-GC-MS/MS
C146-0369
(PDF 1,645kB)
トリプル四重極型ガスクロマトグラフ質量分析計を用いた植物材料中の残留農薬分析 2017/02/06
多くの国で消費されている様々な健康食品は,多種多様な植物材料から作られており,品質管理のためには使用されている植物材料中の残留農薬を検査する必要があります。しかしながら,使用される植物材料は乾燥しており,夾雑成分も多く含むことから,通常の方法では分析が困難であることが知られています。今回,改良を加えたQuEChERS法とGC-MS/MSを用いることで,高感度・高精度に定量分析が可能であることを確認しました。
キーワード:植物材料,QuEChERS,農薬,GC-MS/MS
C146-0368
(PDF 1,429kB)
ブラジル産エッセンシャルオイル Cordia verbenaceaeのキャラクタリゼーション 2016/04/11
ブラジル産の薬草Cordia verbenaceae L. のエッセンシャルオイルのキャラクタリゼーションをGC-MSを用いて行った。揮発化合物の同定には,線形保持指標(LRI)付のFFNSC 香料ライブラリを使用した。2種類の条件,つまり,MS類似度90%以上と±5 LRIでフィルタリングを行うことで,48の化合物が同定でき,迅速で信頼性の高いピーク同定作業が可能になった。
キーワード:GC-MS,FFNSC,香料ライブラリ
C146-0366A
(PDF 1,215kB)
熱分解GC/MSおよびMALDI-MSとサイズ排除クロマトグラフィー分取システムを用いた高分子材料の組成・構造解析 2017/06/09 改訂
高分子材料の品質管理や性能向上のために,成分の組成や構造の詳細な解析が必要とされ,熱分解GC/MS(Py-GC/MS)やマトリックス支援レーザー脱離イオン化質量分析法(MALDI-MS)が有効な手段として用いられます。しかし,複雑な配合成分で構成された高分子材料の分析では,個々の成分情報を正しく取得することが困難な場合がありました。今回,サイズ排除クロマトグラフィー(Size-exclusion chromatography,SEC)により分離された溶出溶液を自動分取するスポッティング装置 AccuSpotを用い,得られたフラクションを上記の装置で分析する新たな手法を構築しました。本手法を用いて塗料原材料の組成・構造解析を行った結果,成分が複雑に混合された試料を詳細に分析することができました。
キーワード:SEC,AccuSpot,Py-GC/MS,MALDI-MS,塗料,高分子,構造解析
C146-0365
(PDF 825kB)
シリカモノリス捕集剤 MonoTrapとGC-MSを用いたシークワシャー加工品香気成分の簡易分析 2017/06/09
シリカモノリス捕集剤 MonoTrapと多機能注入口 OPTIC-4を組み合わせ,簡易な手順によって柑橘加工品の香気成分濃縮とGC-MS分析を行った。MonoTrapを用いたヘッドスペース法でシークワシャー抽出酢の香気成分を捕集してGC-MSで分析したところ,シークワシャー由来の香気成分が検出された。香気成分を捕集したMonoTrapは冷凍保存が可能であり,分析の効率化に寄与すると考えられた。
キーワード:シークワシャー,香気成分,MonoTrap,OPTIC-4,GC-MS
C146-0364
(PDF 1,236kB)
GC-MS/MSを用いたカチノン類の包括検出と構造推定手法 2017/02/21
カチノン類など危険ドラッグの規制には,特定の基本骨格を持つ化合物群に対して規定された官能基の種類により包括的に規制する包括指定が導入されていますが,この指定を逃れるために,官能基を改変した新たな薬物が流通する状況が続いています。そのため,指定薬物が急増し,これら多数の指定薬物を迅速かつ包括的に検出できる分析法の開発が急務となっています。GC-MS/MSのMRMとプロダクトイオンスキャン法を用いたカチノン類の包括検出と構造推定手法について検討しました。すべてのカチノン類で包括指定に該当するカチノン類を選択的に検出できました。本手法は派生する新規カチノン類の構造推定に大いに役立つと期待されます。
キーワード:カチノン,危険ドラッグ,GC-MS/MS,構造推定
C146-0356
(PDF 812kB)
GC/MS/MSを用いた植物試料中の代謝物一斉分析 2016/05/06
GC/MS/MSのSmart Metabolites Databaseは,生物に共通する中心代謝に関わる475種の成分の高感度検出条件が格納されています。このデータベースを利用し,トマトの成熟葉で検出可能な成分を調べた結果,アミノ酸,有機酸,糖など170 種が確認されました。また,内標準物質の分析精度について,相対溶出時間,検出強度,確認イオン比率で検証を行ったところ,高い精度で定量的な検出が可能であることが分かりました。
キーワード:植物,メタボローム分析,抽出物,GC/MS/MS
C146-0355
(PDF 978kB)
GC-MSを用いた13C代謝フラックス解析法の紹介 2016/02/10
13C代謝フラックス解析法の原理や実験のワークフローを解説し,大腸菌の中枢炭素代謝経路のフラックス分布をGC-MSを用いて推定した研究例を紹介します。フラックス解析の結果,解糖系とペントースリン酸経路の分岐比や,TCAサイクルの反応の向き,グリオキシル酸経路やエントナードウドロフ経路といった不活性化している反応を特定することができました。本法は物質生産細胞の生産性評価や疾患細胞に特異的な代謝の解明に有効であることが期待されます。
キーワード:13C代謝フラックス解析,アミノ酸,GC-MS,大腸菌
C146-0354
(PDF 1,855kB)
フタル酸エステル分析におけるスクリーニング法(Pyrolysis-GC/MS)と定量法(溶媒抽出-GC/MS)の比較 2016/02/10
改正RoHS指令(電気電子機器に含まれる特定有害物質の使用を制限する指令)において,2019年からフタル酸ジイソブチル(DIBP),フタル酸ジブチル(DBP),フタル酸ブチルベンジル(BBP),フタル酸ジ-2-エチルヘキシル(DEHP)の4種類のフタル酸エステル類が追加されることが決定した。溶媒抽出-GC/MS法とフタル酸エステルスクリーニングシステム「Py-Screener」を用いたPy-GC/MS法の定量結果を比較した。Py-Screener(Py-GC/MS 法)での規制濃度の1000 mg/kg 近傍の定量結果は,溶媒抽出-GC/MS法と同等であり,フタル酸エステル類のスクリーニングに有効であると確認できた。
キーワード:RoHS,フタル酸エステル,Py-GC/MS,Py-Screener
C146-0349
(PDF 1,209kB)
GC/MS異臭分析システムを用いた異臭クレーム品への新たなアプローチ 2015/10/30
異臭のクレームがあった包装食品をGC/MS異臭分析システムを用いて測定し,正常品と異臭品の比較結果から異臭の原因物質の候補を絞り込んだ。におい嗅ぎ装置で確認し,原因物質が2,4,6-トリクロロアニソールであると特定できた。さらに,発生原因を推定するため,パッケージと食品の部位ごとに測定し,パッケージに付着したことが原因であると推定できた。GC/MS異臭分析システムを用いると,異臭分析の知識や経験を持たない作業者でも,容易に異臭の原因物質を特定できるため,食品や容器包装などの異臭クレーム品の原因調査などに適用が期待される。
キーワード:GC/MS,異臭,におい,臭気,食品,クレーム,SPME,MonoTrap
C146-0340
(PDF 1,005kB)
ダイナミックヘッドスペースガスクロマトグラフ質量分析計を用いた血中微量揮発性成分分析 2015/05/11
これまで血中揮発性成分分析においてヘッドスペース固相マイクロ抽出法,HS-SPME法が用いられてきたが,本レポートではダイナミックヘッドスペース法,DHS法に注目した。揮発性成分混合標準品を用いた分析では,DHS法はアルコール類を含む幅広い揮発性成分を高感度に検出することができた。マウス血しょう分析では,アルコール類を含む揮発性成分が検出され,微量な揮発性成分を測定できることが示せた。本システムにより高感度な揮発性成分プロファイリングが可能となり,今後バイオマーカー探索などクリニカルリサーチに適用されることが期待される。
キーワード:GC/MS,Metabolomics,Volatile,Dynamic Headspace Extraction
C146-0332
(PDF 1,067kB)
LC-GC×GC-MS/MS:強力な統合型分離分析システム 2015/01/21
高速液体クロマトグラフィー(HPLC),サーマルモジュレーション型包括的2次元ガスクロマトグラフィー(GC×GC),およびトリプル四重極型質量分析計(MS/MS)をオンラインで結合する可能性について示す。HPLCにより化合物のグループごとに選択的に分離し,シリンジ型インターフェイスにより分画した試料を,プログラム昇温気化注入装置(PTV)を組み合わせたGC×GC-MS/MSにオンラインで導入し,ノンターゲット分析およびターゲット分析を行った。
キーワード:液体ガスクロマトグラフィー,包括的ガスクロマトグラフィー,トリプル四重極型質量分析
C146-0310
(PDF 772kB)
固相抽出(SPE)とGC×GC-MSを用いたMOSHおよびMOAHの分析 2013/10/18
食品中に混入したミネラルオイルの同定と定量のため,FIDとMSのデュアル検出を用いた包括的2次元ガスクロマトグラフィー法の開発と 最適化を行った。分析に先立ち,主要混入物である飽和炭化水素と芳香族炭化水素を,銀シリカ固相抽出(SPE)カートリッジで分画した。検出 された一連の未知化合物は質量スペクトルデータから,植物油ベースのインク由来のエステル化脂肪酸と推測できた。
キーワード:食品,MOSH,MOAH,GC×GC,包括的2D GC,Quadrupole mass spectrometer
C146-0309
(PDF 809kB)
包括的2D GCと高速スキャン四重極型質量分析計を用いた香水アレルゲンの分析 2013/09/24
包括的GC(GC×GC)は2本の異種カラムを用い,高い分離を実現する2次元GCのひとつである。GC×GCでは高速のデータ収集能力を求められるため,MS検出器としてはTOF型の高速MSが主流とされてきた。本研究では,高速の四重極MSを用いて香水のアレルゲン物質の測定を行い,GC×GCの検出器としての四重極MSの性能を評価し,利用の可能性を示した。
キーワード:アレルゲン,香水,GC×GC,包括的2D GC,四重極型質量分析計
C146-0307
(PDF 2,894kB)
水中有機化合物,その内の揮発性及び難揮発性有機化合物の分析法 2014/08/26
塩素処理生成物(消毒副生成物),農薬,残留性有機汚染物質(POPs)を例にして,消毒副生成物,農薬,POPsの個々の物質,グルーピングした物質,多成分同時分析について,揮発性有機化合物及び難揮発性有機化合物の各分析法に基づく分析法の選び方,そして,公定法,汎用的に用いられている分析法,推奨される分析法を具体的に記述している。
キーワード:分析法,オクタノール/水分配係数,解離定数,揮発性有機物,難揮発性有機物,塩素処理生成物( 消毒副生成物),農薬
C146-0306
(PDF 354kB)
GC/MSを用いたヒトES細胞の総脂質中脂肪酸組成の分析 2013/07/31
ヒトES細胞の凍結ペレットから,細胞全脂質を抽出した後,脂肪酸のメチルエステル化を行いました。メチル化脂肪酸をGC/MSに供した結果,19種の脂肪酸を同定することができました。細胞からの前処理(脂質の抽出)のプロトコールと分析可能な脂肪酸をご紹介します。
キーワード:ヒトES細胞,脂肪酸,ガスクロマトグラフィー,四重極型質量分析計,GC/MS
C146-0305
(PDF 1,070kB)
GC/MS/MS,LC/MS/MSを用いたQuEChERS法による食品中残留農薬の一斉分析 2013/06/06
EURL(European Union Reference Laboratory)より,農薬138成分に対してGC/MS/MSおよびLC/MS/MSを用いた検証結果が報告されています。全138成分の内66成分がトリプル四重極型GC/MS/MS,72成分がトリプル四重極型LC/MS/MSの使用が推奨されています。そこで,各推奨農薬をGCMS-TQ8030とLCMS-8040を用いて分析しました。GC/MS/MSとLC/MS/MSを併用することで,食品中の残留農薬を網羅的に高感度に分析することが可能です。
キーワード:ポジティブリスト,残留農薬,QuEChERS法,GC/MS/MS,LC/MS/MS
C146-0303
(PDF 509kB)
高感度かつ高速スキャン可能なガスクロマトグラフィー/四重極型質量分析装置のメタボロミクス研究における有用性 2012/12/04
ガスクロマトグラフ質量分析計(GC/MS)は生体内低分子化合物の包括的解析を目的とするメタボロミクス研究の中核をなす分析技術として認識されており,品質評価やバイオマーカー探索のために幅広く用いられている。GC/MSメタボロミクス研究ではハイスループットかつ高感度な分析系が望まれているが,今回,高速スキャン可能な四重極型質量分析装置(以下,Q/MS)の有用性の検証を行った。急性炎症マウスの血漿サンプルを用いて検証した結果,168化合物を同定及び定量することができ,頻用される炎症マーカーでは捉えることができなかった急性炎症の収束過程をメタボロームの観点から捉えることができた。本GC-Q/MSの登場により,今後のメタボロミクス研究のさらなる発展が期待される。
キーワード:メタボロミクス,ガスクロマトグラフィー,四重極型質量分析計,スキャン速度
C146-0297
(PDF 377kB)
GC-MS用全自動同定・定量データベースシステムの開発 2012/07/19
多数の化学物質を定量するための新しい全自動同定・定量データベースシステム(AIQS-DB)を開発した。AIQS-DBには,マススペクトル,保持時間及び検量線が登録され,標準品を用いることなく1000物質以上を一斉に同定・定量できる。試料測定時の保持時間の予測誤差は±3秒以内で,マススペクトルと併せて確実な同定ができた。定量値の室間再現精度は20%以下であり,試料測定時に検量線を作成する従来法とほぼ同程度であった。検出限界も登録物質の90%以上が10 pg以下であった。AIQS-DBを用いることにより,標準品を使用することなく多数の化学物質を測定でき,様々な用途に適用できる。
キーワード:GC-MS, AIQS-DB, Semi-volatile Organic Compounds, Retention Index,System Performance Check Standards
C146-0296
(PDF 303kB)
環境分析向けGC-MS一斉分析用データベースのための固相抽出法の開発 2012/07/19
多様な化学物質による環境汚染が問題となる中,より効率的な多成分同時分析法が求められている。GC-MSで測定できる半揮発性化学物質(SVOC)を迅速かつ網羅的に測定可能な「全自動同定・定量データベース(AIQS-DB)」は,SVOC多成分同時分析法の有効な手段の一つである。AIQS-DBを環境水試料に適用するためのSVOC網羅的抽出法として,従来ジクロロメタン液々抽出法が用いられてきたが,本研究では,より溶媒使用量の少ない固相抽出法によるSVOC網羅抽出を検討し,AIQS-DBと組合せた水試料中SVOC網羅分析法を開発したので報告する。
キーワード:GC-MS, SVOC, simultaneous multi-residue analysis, solid-phase extraction, AIQS-DB
No.9
C146-0284
(PDF 827kB)
発生ガス分析法の有用性とマルチショット・パイロライザーにおけるその生産性の向上 2011/08/23
アイブロー化粧品から採取したインク成分を発生ガス分析法により測定し,GCMSsolutionとF-Searchを用いた解析を行ない,この分析法の有用性を示しました。また,マルチショット・パイロライザーとダブルショット・パイロライザーの発生ガス分析法における生産性を比較したところ,マルチショット・パイロライザーでは2倍近く向上することを示しました。
No.8
C146-0283
(PDF 945kB)
GCMS-QP2010 Ultraにおける環境負荷低減技術の開発 2011/08/23
ガスクロマトグラフ質量分析計(GC-MS)は,食品,環境,法医,ライフサイエンス等幅広い分野で使用されている。一方,GC-MSに対するランニングコストの削減や環境負荷への配慮に対する関心が高まっている。これらの社会情勢を考慮し,キャリアガスと電力の消費量を節減する技術開発を行った。
ランニングコスト削減と環境負荷低減を実現する高速スキャン制御技術とエコロジーモードについて紹介し,それらの技術による省エネルギー効果について報告する。
No.7
C146-0280
(PDF 394kB)
オーバードライブレンズを用いたGC-MS高感度化技術 2011/06/13
GCMS-QP2010 Ultraに搭載されているオーバードライブレンズによる信号強度増加とノイズ除去による信号対雑音比(S/N)向上効果について,シミュレーションとGC-MSによる実験で検証を行いました。結果,オーバードライブレンズに最適な電圧を印加することにより,S/Nが向上することが証明されました。また,本技術を搭載したGCMS-QP2010 Ultraを用いて,Chlorpyrifos-methyl 5ppb をスキャン法で分析した結果,高感度に分析できることを確認しました。
No.6
C146-0279
(PDF 777kB)
「GC/MS法薬毒物データベース」を利用した血清中向精神薬の自動同定と半定量分析 2011/06/06
向精神薬を服用した患者の血清から抽出した試料をGC/MSで測定し,「GC/MS法薬毒物データベース」を用いて成分の同定・半定量を行いました。その結果,服用した3成分が検出され,半定量値が算出されました。本データベースを用いることで,薬物同定と同時に迅速に薬物濃度を概算することが可能です。
No.5
C146-0276
(PDF 328kB)
GC/MSを用いた血中代謝物プロファイリングによる膵臓がんの新規診断法 2011/02/16
膵臓がん患者と健常者の血清からそれぞれ抽出した代謝物をGC/MSで測定し,代謝成分データベースを用いて代謝物の同定を行いました。その結果,60個の代謝物が検出されました。得られた結果をSIMCA-P+(Umetrics社)を用いて多変量解析に供した結果,膵臓がん患者と健常者のグループを分けることができました。
No.4
C146-0274
(PDF 692kB)
GC/MSを用いた玩具中のフタル酸エステルの分析 2011/02/16
米国の“US Consumer Product Safety Improvement Act Section 108”で規制されている玩具中の6種フタル酸エステル類をUS Consumer Product Safety Commission(CPSC)が提示している分析法にもとづき,GCMS-QP2010 Ultraを用いて測定しました。また,データ採取モードにScan/SIM同時測定を用い,得られたSIMのデータを定量に適用しました。その結果,良好な検量線の直線性と再現性が得られました。また,2種類の玩具試料を測定した結果,Scan のデータで規制対象外の可塑剤を同定することができ,Scan/SIM同時測定の有効性を示すことができました。
No.3
C146-0273
(PDF 825kB)
Twin Line MSを用いた体液中の単糖とステロール分析 2011/01/24
臨床検査ラボにおいて,さまざまな臨床現場からの要望に対して柔軟かつ迅速に信頼性のあるデータを提供することが重要です。本レポートでは,体液中の単糖とステロール分析にGCMS-QP2010 Ultraの特長であるTwin Line MSシステムと高速スキャンスピードを生かしたScan/SIMを適用し,生産性向上の検討をしました。
No.2
C146-0261
(PDF 623kB)
四重極型GC/MSを用いた血しょう中グルコース安定同位体の測定 2011/01/24
生体内でのグルコースの動態を調べるために,グルコースの安定同位体を投与し,四重極型GC/MSを用いて血中や組織内での濃度が測定されます。本研究では,四重極型GC/MSを用いたD-グルコース-13C6の測定する際に行なわれる誘導体化法が定量結果におよぼす影響について比較検討しました。その結果,アルドニトリル-ペンタアセチル化法が単一の誘導体化生成物を与え,MSによる質量分離では生体内に高濃度 で存在するグルコースの天然同位体の影響を受けにくく良好な定量結果が得られました。
No.1
C146-0260
(PDF 613kB)
GC/MSを用いた緑茶葉中代謝物のプロファイリング 2011/01/24
お茶の品評会で順位付けされた9種の高級緑茶葉から代謝物を抽出しGC/MSで測定しました。測定結果を多変量解析し,スコアプロットとローディングプロットより順位を特徴付けていると推測される化合物を確定しました。 また,PLS回帰分析によって,順位を予測するためのモデルを作成することができました。
Top of This Page