現代日本のインフラストラクチャーには,緊急に対応すべき大きな2つの課題が存在しています。
ひとつは,私たちが日々生活している場所,生産や生活の基盤となっている構造物に残っている地震や各種災害に対する脆弱部分の更新,補強です。もう1つは,1954年から19年間続いた高度経済成長期やそれ以降に集中的に整備されたインフラが,まとまって老朽化しているという状況に対する対応です。
以上のような2つの課題を抱えた時,ただ,やみくもに強度を上げれば良いというものでもなく,現状における弱点の把握,どこまで高強度化すれば問題ないかの見極め,適切な補強方法の選定が極めて重要になってきます。

ここでは,社会インフラの補強と更新に絞って,各種構造物の補強方法に関する性能比較,補強後の効果の確認,さらに現状での予寿命評価まで踏まえた試験機器の紹介を行っています。

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インフラストラクチャ