GCによる微量水分やアルデヒドの分析

微量水分の分析法としてはカールフィッシャー滴定法などが一般的ですが,高感度検出器を搭載したガスクロマトグラフ(GC)を用いると,夾雑成分の影響を受けない正確な水分測定が可能です。
化成品原料であるホルムアルデヒドは大気汚染物質として知られており,さまざまな規制で分析対象成分になっています。一般的にホルムアルデヒドは誘導体化し液体クロマトグラフやGC-熱イオン化検出器(FTD)で分析されますが,低濃度でなければ汎用的なGC-水素炎イオン化検出器(FID)で分析可能です。
ここでは,さまざまな分野で分析対象となる水分やホルムアルデヒドのGCによる分析事例をご紹介します。

高感度微量水分測定システムを用いたガス中微量水分の分析

高感度微量水分測定システムは,Nexis GC-2030 に島津独自の高感度検出器のBID を搭載し,イオン液体カラム,専用サンプリングバルブを組み合わせた水分析専用のシステムです。カールフィッシャー滴定法では硫黄成分などが定量値に影響を与える場合がありますが,GC法は分離分析のため夾雑成分によらない正確な水分の定量が可能です。

 

FIDを用いたホルムアルデヒドの分析

ホルムアルデヒドを始めとするアルデヒド類は,2,4-ジニトロフェニルヒドラジン(DNPH)で誘導体化し分析されます。GC法では高感度分析のために熱イオン化検出器(FTD)を用いることが一般的ですが,化成品のプロセス管理などppmオーダーを超える濃度のホルムアルデヒドの分析であれば,汎用的なGC-水素炎イオン化検出器(FID)で分析可能です。

 

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ガスクロマトグラフ

先進的なインターフェイスを採用し,分かりやすくクリアなタッチ操作が可能です。工具レスで開閉できる新型注入口,ワンタッチ接続が可能なカラムなどの最新技術で日々のメンテナンス作業が容易に行えます。
FIDなど,すべての検出器で世界最高レベルの感度を実現。次世代フローコントローラによる卓越した再現性が,データの信頼性を高めます。

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