島津 2014セミナー 「メタボロミクスを拓く」
~メタボロミクスの新たな展開~
会期:11月18日(火)東京

昨年開催いたしました,2013セミナー「メタボロミクスを拓く」が皆様から大変ご好評をいただき今年もセミナーを開催させていただくこととなりました。島津製作所では,昨年提案しました時系列的/空間的解析を統合したメタボロミクスを進展させるため,質量分析技術を中心として統合するシステムを構築し,すべてを統合することで”生きた状態‘または病的状態”の真の姿を解明するためのシステム開発を続けています。
本セミナーでは,医薬,食品,新エネルギーと様々な分野で第一線で活躍されている研究者をお招きしております。 大阪大学大学院工学研究科の福崎英一郎先生からはメタボロミクス分野における最新の分析方法のご紹介と今後の展望についてご紹介いただきます。そして,理化学研究所の白井智量先生からは藍藻バイオマスを使った新エネルギー,味の素株式会社イノベーション研究所の宮野先生からはヘルスケア,田辺三菱製薬(株)薬物動態研究所 鍛冶秀文先生からは創薬の観点から,その具体的な応用事例をご紹介と新たな提案をいただきます。
さらに弊社からは新しい解析ソリューションのご提案,関連アプリケーションのご紹介ならびに最新の機器の展示も実施します。ご出席いただく皆様との有意義な意見交換の場となるものと期待しております。
お忙しい折とは存じますが,皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

日   時 2014年11月18日(火) 10:25~  申込受付を終了いたしました。
会   場 御茶ノ水ソラシティ—カンファレンスセンター
(東京都千代田区神田駿河台4-6 会場アクセス
定   員 150名
参 加 費 無料
お申込み 上記のお申込みフォームを利用してお申込みください。受付後,折り返しFAXにて,受付票をお送りいたします。

セミナープログラム 10:00より受付開始

時間 セミナー内容 
 10:25
 ~10:30

 ご挨拶

 10:30
 ~11:15

 【招待講演】 「代謝工学技術の発展に欠かせない質量分析器の果たす役割」
 細胞に遺伝子改変を施し目的の表現型を得たり,目的の化合物を効率よく生産させたりするためには,細胞内の代謝状態の把握が欠かせない。代謝という表現型を理解するためのツールとして代謝工学技術がある。代謝工学とは,遺伝子工学技術の進歩に伴って発展してきた比較的新しい技術である。この技術には,メタボローム解析やフラックス解析など,細胞内の代謝状態を描画する方法があるが,これらの解析を精度よく行うためには,細胞内の代謝産物を正確に分析する必要があり,質量分析器の精度向上が欠かせない。つまり,代謝工学技術の発展は,質量分析器の進歩にあると言える。本公演では,細胞内の代謝状態把握のために必要な質量分析器の果たす役割と,これらの解析を行うために欠かせない御社のユーザーフレンドリーなソフトウェアの仕様について述べたい。

 (理化学研究所バイオマス工学研究プログラム 白井 智量 上級研究員)

 11:15
 ~12:15

 【招待講演】 「メタボロミクスの精密表現型解析への応用」
 代謝物総体であるメタボロームは遺伝子情報実行の結果であり,高解像度かつ定量的な表現型と考えることが出来る。メタボローム情報を説明変数として用い,観測対象の種々の定量的表現型を数値化して応答変数とすることにより,複雑な表現型を定量的に表すことが出来る。また,当該表現型発現に寄与する代謝物情報から原因遺伝子を推定することも可能である。さらにスナップショップに加えて安定同位体希釈を利用した動的解析も可能である。それらの応用例を紹介する。

 (大阪大学大学院工学研究科 福崎 英一郎 教授)

 12:15
 ~12:40

 代謝物データベースを用いた質量分析計による代謝物解析のご紹介
 多くの代謝物を一斉に,かつ高感度に測定することが可能な質量分析計は,メタボロミクスを行う上で欠くことができない装置の一つです。代謝物を行う上で,質量分析計をより効果的に活用するためには,最適な分析条件が設定されたメソッドと代謝物データベースが必要になります。本セッションでは,代謝物データベースを用いたGC-MS及びLC-MSによる代謝物一斉分析例などをご紹介いたします。

 (当社 技術者)

 12:40
 ~13:30

 昼食 (お弁当をご準備させて頂きます) 

 メタボロミクス受託分析のご紹介
 島津グループの受託分析会社「島津テクノリサーチ」より,質量分析を中心としたメタボロミクス解析ソリューションの試料前処理から測定までの一例をご紹介します。本セミナーでご紹介した種々の分析アプリケーションを受託分析としてご依頼いただけます。島津テクノリサーチでは,TK/PK試験など医薬品の開発に関わる生体試料中濃度測定から,市販後医薬品の臨床検体測定,さらにはiPS細胞など再生医療にかかわる成分測定も多数受託しております。
経験豊富なスタッフが試料に応じた最適な前処理をご提案し,分析機器メーカ系受託分析会社ならではの測定機器のパフォーマンスを最大限に引き出した測定を行います。小規模の研究データから,信頼性基準試験による当局申請データの取得まで,信頼性の高いデータを迅速にご提供する受託分析サービスをご利用ください。

  (島津テクノリサーチ)

 13:30
 ~14:15

 【招待講演】「アミノ酸メタボロミクスによるがんリスクスクリーニング」
 血中アミノ酸濃度のバランスの変動を統計学的に解析・指標化し,健康状態や疾病のリスクを明らかにする技術を開発し,これを「アミノインデックス技術」と名付けた。1回の採血とアミノ酸分析により,簡便に全く新しいアプローチでの健康チェックが可能であり,現在,肺がん,胃がん,大腸がん,乳がん,前立腺がん,子宮・卵巣がんのがんリスク検査の解析サービス(AICS)をおこなっている。
本講演では,「アミノインデックス技術」の紹介とともに,研究成果を事業化するために必要な分析技術の役割について説明する。また,最近,生体中アミノ酸のMSイメージング技術も発展し,代謝物解析の有用なツールとなりうることが示唆されているので,あわせて紹介していきたい。

 (味の素株式会社イノベーション研究所/基盤技術研究所 宮野 博 グループ長)

 14:15
 ~14:40

 包括的2次元液体クロマトグラフの原理と応用
 Nexera-eが提供する包括的2D-LC(Comprehensive 2D-LC)は,2つの異なる分離系を直交させることにより液体クロマトグラフィーのさらなる可能性を拓きます。本講演では,包括的2D-LCの原理,Nexera-eの流路構成などを解説したあと,アプリケーションとして,グリセロりん脂質のMS/MS検出による分離,生薬および食品などの有効成分のPDA検出による分析例等をご紹介します。

 (当社 技術者)

 14:40
 ~15:10

 コーヒーブレイク

 15:10
 ~16:00

 【招待講演】 「創薬研究における高分解能イメージング質量分析法(IMS)の有用性」
 IMSを用いた化合物の組織分布評価は,MSの特性を利用することで,未変化体および代謝物を分離した分布画像を得ることが可能である。iMScopeは光学顕微鏡による組織の形態情報と,IMSによる化合物の局在分布を合わせて解析することができ,薬効および毒性のメカニズム解明に有用な装置である。本発表では,ラット眼球および腎臓における薬物の高空間分解能イメージングを紹介する。RI標識化合物を必要としないことから,新薬開発後期で評価されてきた化合物の組織分布を,代謝物情報を含めて創薬初期で検討することが可能となり,新薬開発における有力なツールになることが期待される。また,バイオマーカーを同時に測定することにより,非臨床における薬効および毒性評価の精度を高め,PK/PD(TD)解析への貢献度も高まると思われる

 (田辺三菱製薬(株)薬物動態研究所 鍛冶 秀文 グループマネージャ)

 16:00
 ~16:25

 イメージング質量顕微鏡 iMScope TRIO・アプリケーションのご紹介

 (当社 技術者)

 16:25
 ~16:40

 「安定同位体標識試薬で何ができるのか?」
 メタボロミクスの研究において,安定同位体試薬の必要性を感じたことはありませんか? 安定同位体標識試薬における世界のトップメーカーCambridge Isotope Laboratories, Inc。(CIL)は大塚製薬株式会社の100%子会社です。CILはメタボロミクス研究に必要とされる,アミノ酸や脂質を始めとした多くの内因性物質の13C,15NまたはD標識体をラインアップとして所有しています。これらのラインアップが皆様の研究の可能性を広げます。

 (大塚製薬・Cambridge Isotope Laboratories 藤峰 慶徳 課長)

内容が一部変更になる可能性もあります,ご了承下さい。

ご連絡先  (キャンセル・お客様変更など)
  島津製作所 分析計測事業部 グローバルマーケティング部 中村
     (TEL:03-3219-5609 / FAX:03-3219-5557)

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