XRD-6100

作業環境中の遊離珪酸および石綿(アスベスト)の定性・定量分析に最適。

定性・定量分析

 
 

遊離珪酸の定性・定量分析

作業環境測定における鉱物性粉塵の管理濃度は以下の式で算定される量となります。(平成17年4月1日より施行)
 E=3.0/(0.59Q+1) (参考)改正前E=2.9/(0.22Q+1)
 E:管理濃度mg/m3 Q:遊離珪酸含有率(%)
  従って、粉塵中に含まれる遊離珪酸の含有率を知る事が重要となります。遊離珪酸の種類としては石英、クリストパライト、トリジマイトなどがあります。

今回の改正では、まずX線回折装置によりどのような種類の遊離珪酸が含まれているかを知る(定性分析)事が義務付けられており、その定性結果に応じてりん酸法あるいはX線回折装置による基底標準吸収補正法で定量を行います。

下図はこれら遊離珪酸の回折パターンを示したもので、それぞれ特長を持ったパターンのため容易にその種類を識別することができます。

対象とする物質の回折X線強度は、マトリックスの物質による吸収を受けるためこの補正を行う必要があります。この補正にはマトリックス物質のX線吸収係数を求めなくてはなりませんが、これを一度の測定で可能にしたのが「基底基準吸収補正法」です。本パッケージにはこの基底基板吸収補正法を組み込んだ専用の定量分析ソフトウェアが含まれています。

 

各種遊離珪酸の回折パターン

各種遊離珪酸の回折パターン

 

アスベストの定性・定量分析


アスベストについては、平成17年7月に【石綿障害予防規則】が施行されました。この適用を受ける建材等の試料では、アスベストの含有量が重量の5%程度以上あれば、サンプリングした試料を用いて、X線回折装置による標準添加法又は内標準添加法で定量する事が可能ですが、それよりも少ない試料では定量できないケースが生じます。

この場合には、試料のマトリックス成分のみを溶解する前処理として、ギ酸前処理法を施し、さらにX線回折装置による基底標準吸収補正法による定量を行います。

このように、アスベストの定性・定量分析にも、基底標準吸収補正法用の環境測定ステージを装備したX線回折装置XRD-6100環境測定パッケージを使用することができます。

 

各種アスベストの回折パターン

各種アスベストの回折パターン

主なアスベストとして蛇紋石類のクリソタイルや角閃石類のアモサイト、クロシドライトなどがあります。X線回折法ではこれらの特長ピークで定量分析を行います。

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