X線回折装置用ワイドレンジ高速検出器 OneSight
X線回折装置 XRD-6100/7000用

既設のXRD-6100/7000へ取り付けが可能なオプション検出器で,1280chもの半導体素子から構成されたワイドレンジ検出器です。広い取り込み角度を生かしゴニオメーターを固定して分析する「ワンショットモード」を搭載。OneSight を用いた測定に対応したソフトウェアにより操作性も向上します。
特長
OneSightは,多数の半導体素子から構成されたワイドレンジ高速検出器です。検出器の回折線取り込み角度が大きくなったことで,ゴニオメータ—を固定しての測定が可能になりました。高速・高感度の測定で,定性・定量分析時間は大幅に短縮できます。
従来のシンチレーション検出器は1点1CHの素子ですが,OneSightはライン状に1280CHの素子を持ちます。 これにより,シンチレーション検出器と比較して,広い角度範囲の回折線を1度に取得できます。
「高分解能モード」「標準モード」「高速モード」が使用できます。 従来のシンチレーション検出器と比較すると,高分解能モードで約1/10,標準モードで約1/15,高速モードで約1/25の高速分析が可能になります。
特定角度範囲の回折ピークが一度に測定できるワンショットモード
1度に10度以上の角度を取り込めるため,ゴニオメーターを固定したまま特定角度範囲の回折ピークが取得できます。 特定回折ピークを用いた定量分析や応力測定等に威力を発揮します。
OneSightでは,ソフトウェアの測定画面も従来から一新しています。中央に分析プロファイル表示部分を配置し,左側に分析条件リストと装置状態表示を,中央下部には分析スケジュールを,右側には分析条件詳細表示が配置されています。画面配置の変更も可能です。